平成29年若柳朝市「のお知らせ

第39回「若柳朝市」
5月11日〜6月26日の末尾に1と6のつく日
(5/31を除く)全10回。
朝6時〜8時開催!

会場:ドリームパル駐車場


今年も「若柳朝市」開催します!
よろしくおねがいたします。


〜ご出店のお問い合わせもお気軽にどうぞ。毎年新しいお店が参加されています〜。

お問い合わせ
若柳朝市実行委員会 事務局
090-6255-6164
asaichi@k-gazou.net
開催日のお知らせpdf>>

2010年02月15日

第2回「試食会」〜地域の皆さんと江戸時代の郷土食を楽しむ

事務局 菊地です。

2月13日(土)、有賀の里「たかまった」さんにて、「一般試食会」を実施しました。プロジェクトとしては11月16日に行った試食会に次いで2回目ですが、今回は地域の皆様に参加を公募しましたので、「一般試食会」と題して開催。
おかげさまで、募集一杯のお客様にきていただき、満員御礼にて、江戸時代の有賀の里の料理でたのしく和やかな宴を無事行う事ができました。高い関心をもってご参加いただいたお客様の方々、スタッフの皆様、大変ありがとうごさいました。

今回は幅広い年齢層のお客様を招き、和食のコースとして食べていただくという、郷土食レストランを想定した本番さながらの試食会です。

市の「広報くりはら」、「河北新報土曜版(栗原版)」に情報を掲載し、公募しましたが、一関市や登米市、仙台からも参加申込があり、口コミ、広報サイトでの情報の伝わりかたを感じました。
公募の内容はこちら>>

●準備編
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前日12日の昼頃から、手のあいてるスタッフが集まり、準備項目を確認。食材などの買出し、仕込みを行いました。昨年夏から重ねた試作や1回目の試食会の経験から、時間をおいたほうが味がよくなるものや、つけだれ、つけみそ、事前に細工するものなどを作り始め、明日に備えます。今回はお膳ではなく、テーブルに宴会形式で大皿に料理を配膳するので、料理スタッフは進行、やり方を確認。いつものたかまったさんのお食事の出し方と同じような感じなので、予測はしやすいねということでした。

明日の天気が気になりますが、そんなに崩れないとの予報。冷え込みは厳しくならないよう願います。

配布する資料も5種類40人分プリント、袋入れして準備します。
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●実施編
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幸い穏やかなお天気でした。にわか雪は少し降りましたが。

試食会当日の13日朝から今回のスタッフ7名が集まり段取りを確認。料理と配膳の進行、追加の買い物、会場の設営など手分けして開始しました。

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お品書きをにらみ配膳、器、お盆のプランニングをする
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かすてらぼうるの出来を確認。
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ランチマットをデザイン中の女将さん。この光景を見ると試食会に向ってスタッフの気持ちも高まります。大秘方萬料理方全 がモチーフ。
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テーブル席の配置と座布数で参加人数分の席を確保。
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おなじみ、庭先での炭火焼き鳥開始
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4時半ごろから、お客様が集まり始め、定刻5時には、公募の方々や関係者の計37名の席が埋まりました。

お品書きはこのような感じです。
●前菜メニュー(6品)
1)「梅肉和の事」〜秘伝95
2)「水仙玉子」〜秘伝96
3)「常盤味噌の事」〜秘伝100 
4)「焼鳥の仕様」〜秘伝166 
5)「蒸し野菜」は 6)「かつおのたたき」(薬味)〜秘伝148などでお召し上がりください。

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●主菜メニュー(7品)
1)「鱧の摺身何人前も早速調ふる法」(はものかまぼこ)〜秘伝54
2)「南蛮漬の法」〜秘伝51 岩魚と虹鱒を使って
3)「鳥餅の方」〜秘伝161
4)「料理食」〜秘伝67 味付けご飯
5)「小鳥たんこ」〜秘伝71 鳥だんご
 薬味・たれ
6) 「煎酒の法」〜秘伝66 

7) 「早速拵ゆる煎酒の法」〜秘伝58 梅風味のもの
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●菓子:デザート(3品)
1)「即座に葛まんちうを拵る法」(葛まんじゅう)〜秘伝83
2)「かすてらぼうる之事」〜秘伝104 
3)「落雁の事」〜秘伝102

今回の水仙玉子はまわりを透明にしました。できるだけシンプルに美しくしようという」引き算のデザイン」が素敵です。

南蛮漬けは、魚を醤油ベースの秘伝漬けだれに漬け込むのですが、今回は市内で手に入る栗駒耕英地区の岩魚、一迫のニジマスを使いました。料理書には「何の魚でもよい」とあったので、地元の川魚を使ってみましたが、大変おいしかったです。漬けだれと漬け込む時間が秘伝たる所以だなと思いました。お見事。

中嶋美恵子さんの司会進行で会食をはじめました。
リーダーの健太郎さんによる、郷土史トーク。料理の歴史的背景を皆さんに聞いていただき、150年前の宴を演出しました。
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一般参加の中嶋節子様に感想のご挨拶をいただき、この試食会の意義を再認識いたしました。
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無事、宴は「一本締」にて中締めしまして、みなさん笑顔でごちそうさまでしたとご挨拶いただき、ありがとうございました。深く感謝いたします。
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試食会の都度思うのですが、このような150年前の郷土料理を楽しむことができる場を共につくり、楽しむことは、本当にすばらしいことです。風情のある農家のお座敷で当時の人々とおなじ食を囲み、郷土の暮らしに想いを巡らすなんて、素敵ではないですか。

当プロジェクトで発掘した150年前の料理は、古さでいえば、そんなにたいしたことはないものです。今の和菓子、蕎麦、和食、食材を見れば、それより古くから今まで続いているものも数々あります。しかし、「大秘方萬料理方全」に記してある料理法、食のノウハウは現代においても、大変有用な健康食であり、趣ある奥深いものだということは、試作、試食を通じて、私たちが実感したことです。

当時こんな料理を食べていたのか。書物は何かを聞き書きした創作ではないのか?。という疑問も当初出ましたが、迫川の舟運で内陸の若柳にも海産物が流通していたことは、当時の卸し、小売りの記録で判明しましたし、庶民の暮らしでも、商家の古い家計簿から、そのころ買われていた食材がわかり、酒の肴に、たこ、はも、旬の魚を食べていたことが裏付けられました。

有賀の里の150年前の料理を楽しむ会は、今後もいろんな形で続けていきたいと思います。試食会に参加していただいた皆様にお答えいただいたアンケートには、
「初めて食べたのになつかしい味がする」
「このようなお席のしつらえはとてもよかった」
「自然な優しさがある料理。とっても素朴だが物足りなさは無く、なんだか癒されました」などコメントをいただきました。また、「これだけの種類と量をつくるのは大変なことです」と普段お家で料理する方々の視点で書かれたものも多かったです。
試食会でいただいた皆様のコメントを貴重なデータとして生かし、具体的に食のまちおこしに展開していきたいとプロジェクトでは考えています。これからもよろしくお願い上げます。




第2回試食会の関連記事リンク
宮城の農家民宿「有賀の里たかまった」ブログ>>

河北新報2月20日付「150年前の料理 市民ら味わう 栗原で試食会」
>>


大崎タイムス2月18日付「昔を味わい現代の食見直す」>>

りんちゃんのお気楽日記:「江戸時代の郷土食を楽しむ」>>

〜時間・空間・仲間を大切に〜くりはらサンマ団
2/13(土)「栗原の食の再現と次世代への継承プロジェクト」>>



posted by 若柳朝市事務局 at 07:13| 宮城 ☁| Comment(2) | プロジェクト試作ノート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
事務局長、お疲れ様です。レポートの記事はいろり番ブログにてご紹介させていただきました。どんどん広がりを見せるこの活動、今後も目が離せません。それにしても丁寧なレポート、マデな心が事務局長にもしみこんでいるなぁーと思ういろり番でありましたm(__)m。
Posted by はやみー at 2010年02月24日 17:07
はやみーさま。
いろり番ブログでのご紹介ありがとうございますー。
当事務局は9割が準備仕事でごさいます。あらかじめ、シナリオありきで記録写真撮ってますので、マデに見えるのでしょうか。
Posted by 事務局 菊地 at 2010年03月01日 01:35
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